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ウェブサイトデザインや管理に役立つ情報をシェアします。

2017年に来るかもしれないウェブデザイントレンド

時間が経つのは早いもので、2016年ももう終盤。ウェブサイトの製作や管理の仕事をしていると、トレンドとか業界傾向とか何かと気になったりします。そんなわけで、いろいろ記事を見たりして押さえておきたいトレンドをリストしてみました。

ミニマリズムは継続

フラットデザインやGoogleの ”Material Design” の基盤となっているミニマリズムはここ数年間とてもポピュラーなコンセプトとなってきましたが、今後もその傾向は続きそうです。ミニマリズムが流行ると、どのサイトも同じように見える、という批判もあるのですが、ユーザーが使いやすいようなデザインパターンはすでに確立されていて、むしろその制約の中でクリエーティビティーを発揮することを求められています。

見かけのデザインよりもデータやコンテンツをデザイン

これまでは「Webデザイン」というとビジュアルな意味合いが強かったのですが、これからはむしろコンテンツやデータそのもののデザインの意味合いが強くなりそうです。上記で挙げたミニマリズムも、この動向を反映している背景があります。実際のところ、ユーザーはサイトのデザインを見るのではなくサイトのコンテンツに興味があるのであり、サイトそのものはむしろコンテンツをサポートする役目をするべき、というのがポイントです。コンテンツデザインを重視することで、結果的にはサイトのクリック率や販売率も上がることが期待される、というのもあります。

ストーリー的サイト

効果的な「データのデザイン」の一つとして、ストーリーを話すような感じでコンテンツをレイアウトするサイトも流行ってきています。このようなサイトは、ユーザーの感情にアピールし、強い印象を残しやすく、サイトの内容をアピールする効果的な手法としてこれからも増えると思われます。このようなサイトはユーザーとの間にふれあい感情を発生させ、サイトにユーザーを引き込む効果があります。

イラストレーションの多用

写真よりもイラストの方が多いサイトが増えるかもしれません。これはパソコンやスマホの解析度が上がってきたことが背景にあるようです。(例:MacBookiPhone/iPadのレティナディスプレイ)ウェブブラウザのSVG対応が広まったことで、小さなファイルサイズで劣化のないイラストレーションをウェブに掲載できるようになり、デザイナーもカラフルでシャープなイメージを実現できるという意味でイラストの多様化が進みそうです。

操作ミスのフォローによる、多様なユーザー層への対応

ある統計によると、2017年には実に世界の人口半分以上がインターネットを利用するようになるそうです。そこには、多様な文化や教育背景を持つ人々や、いろいろな年齢のユーザーが含まれることになります。現時点でパソコン利用に慣れている人たちにとって説明不要な当たり前のことでもそれがわからず悪戦苦闘するユーザーも増えてくると思われます。そのようなユーザーがする行動や操作ミスをサイトがフォローしてサイトにアプローチしやすくする工夫がますます必要になってきそうです。

完璧に未来を予測することは不可能ですし、これ以外にもまた違った予測もあり得ると思いますが、これらの項目は既に現実化しているものがほとんどなので、来年以降トレンドとして定着する可能性は十分あると思います。